ミミちゃんの場合。。
ミミちゃんは、今年でハタチになるシニアにゃんこ。
三毛猫さんです。
以前から、
爪切りや体調チェックと慢性的な腎臓の病気のコントロールで
ときどき病院に来ていましたが、そのたびにご機嫌斜めで、
特に爪切りは、攻撃こそないものの、
迫力のある怒り声も出しつつ、顔がとっても怒っていました。
そんなミミちゃん。
年末年始で体調が一気に悪化してしまいました。
血液検査をすると、腎臓の数値が一気に悪く。。。。
ごはんが食べられず、起き上がるのもつらい様子。。。
入院して、点滴をしながらの治療が推奨されますが、
年齢が高いことや、病院ではいつも怒っていたこともあって、
おうちの方は、最初は入院が本当にミミちゃんのためになるのか
非常に不安。。。とのご意見でした。
その気持ちもわかります。
でも、ミミちゃんに元気になってほしい。。。
ということで、
ミミちゃんの体調と性格を考慮しつつ
なにが最善かをおうちの方と相談して、
「病院が開いている、朝から夕方までは点滴治療をして、
夜はおうちに帰りましょう」
ということになりました。
連れてくるのもお迎えもたいへんですが、
幸いご近所にお住まいということもあり、
なんとかなるとのことでした。
そんなこんなで数日。
朝のうちに来院して点滴開始、日中は病院で治療を受けてもらい、
夕方6時前後以降にお迎え、を繰り返していたところ、
体調がよくなってきただけでなく
なんとミミちゃん、
病院にすっかり慣れました。
初日は緊張の面持ちでしたが、2日目にはぐっすり。
普通のお顔で寝てました。
そのあとは、状態が安定してきたこともあり、
入院中のお部屋が、目の届きやすい処置室から、
比較的静かで広めの猫舎に移り、
より落ち着いたのかもしれません。
ぶっちゃけ、この体調悪化まで、
病院では、ミミちゃんのおだやかなお顔を見たことがなかったのです。。
(病院に来たときは、いつも顔が怒ってた。。。)
それがいまや、点滴しながら、ふつーのかわいい顔で寝ています。
病院に来るのって、慣れてしまえば、なんてことなかった、
ということなんだと思います。
ごはんが自分からはあまり食べられないので、
スタッフから給餌されちゃうのですが
(食べない状態が続くと、体調がますます悪化します)、
気が向かないときはこちらに背中を向けて座ってたりするものの、
怒りもせず、頑張って食べてくれるようになってきました。
そして徐々に、おうちでも食べられる量が増えてきました。
おうちでの給餌は難しかったそうで、
食べてくれるものを探す感じになってしまいましたが。。
おうちの方も、思い切って入院することにしてよかったと
笑顔でおっしゃってくださいます。
朝お連れいただいて、病院にお預かりするときも、
ミミちゃんの顔が落ち着いているので、
安心していられるとのことでした。
幸い順調に回復傾向にあるので、
徐々に、入院していなければならない静脈点滴から
短時間でできる皮下点滴に切り替えられるか確認しつつ、
おうちで過ごせる時間を長くしていこう。。。というのが
今後の目標です。