中性電解水を使用しています
当院では、病院の清掃・消毒、どうぶつたちの傷の洗浄やお手入れ(除菌・消臭)などの目的で、中性電解水「Meau(エムオー)」というものを主に使用しています。
歯科処置中も、口腔内の洗浄に活躍しています。
その中性電解水。
除菌や消臭の効果が高いのに、どうぶつたちに(人間にも)ほぼ無害。
従来の消毒薬に比べ、においが薄く、器械の腐食もあまりない。
要は、じゃんじゃん使って大丈夫。
ということで、当院で使うことにしたのです。
どんなものかというと。。
(Meau ホームページから)
除菌・消臭効果、保存性に優れ、皮膚への刺激を抑えた「中性電解水」。
ウイルス等の微生物に即効性があり、効果を発揮した後は分解して希薄な食塩水に戻るので人体・環境には優しく、簡易・多用途に使用できます。
Meau(エムオー)の主成分は次亜塩素酸。効果は一般的な塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)の数十〜数百倍。
また安全な低濃度でも十分な効果を発揮します。
除菌と同時に悪臭成分を分解し消臭もできます。
さまざまな細菌やウイルスに効果があります。
ノロウイルスのような薬剤が効きにくいウイルスに対しても効果が期待できます。また、芽胞(*1)という薬剤に対する抵抗が強い細菌にも効果的です。
効果を発揮した後は分解して薄い食塩水に戻るため、安全性が高いです。
一般的な薬剤は「効果が強い=人に対する毒性も強い」のですが、次亜塩素酸は「効果が強く、人にも優しい」ため、さまざまな用途に活用できます。
…ということなので、危険なウイルスなどに対しては、別の消毒薬を使用することもありますが…
「強力な消毒薬」の多くは、使い方を間違えてはいけないものが多数であるのに対し、中性電解水は、もともとが「水と食塩」ということで、皮膚に残留して悪さをすることもありません。
ニオイも強くないので、どうぶつたちにも受け入れやすいと思われます。
具体的には、
どうぶつたちの傷の洗浄、耳や目の周りの掃除、消臭などなど。。。
病院としては、床や診察台の、ケージ、食器の清掃・消毒などなど。。
同様にスタッフも、手洗いなどにも使います。
家では、どうぶつたちのクッションやおもちゃ、ぬいぐるみに、スプレーしたりもできます。
アルコールが入っているわけではないので、薬品での変色や退色はありません(濡らしてはいけないものにはかけられませんが。。)
なお、使い方には、ちょっと注意事項があります。
除菌対象物の汚れは事前に除去するか、次亜塩素酸水溶液の流水下で洗い流す必要があります。
アルコールのような速乾性はありませんので、ペーパータオルなどで拭き取る必要があります。
汚れを除去してから使うこと。もしくは、洗い流すこと。
例えば食器を消毒する時は、きれいに洗ってから、Meau水で洗い流したり、浸けたりします。
詳しくは、Meau ホームページをごらんください。
使い方や Q&A などの情報がたくさんあります。
病院でもおわけしていますので、ご希望の方はお申し出ください。詳しくご案内します。
初回は、耳洗浄などに使いやすいボトルに入れてお渡ししています。