ねこの避妊/去勢手術が相次いでいます
先月くらいから、若いにゃんこの避妊手術や去勢手術が相次いでいます。
最近その手術が多いのは、春先に生まれて、保護されたり譲渡されたりでおうちに来た子たちが、生後半年を迎えてきたからです。
(ちなみに、おんなのこだと避妊手術(不妊手術)、おとこのこだと去勢手術という言い方をしています)
みんな、家が決まってラッキー! な子たち。
みちばたで保護された子、居着いた子、譲渡されてきた子、屋根裏で生まれた子、置き去りにされていた(?)子。。。
それぞれですが、みんな今は大事にされています。
いい話やー。。 (*^^*)
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さて、ねこの場合、手術は、おとこのこは日帰り、おんなのこは一泊になります。
(わんこはどちらも一泊入院です)
麻酔をかけての手術なので、念のため、術前に血液検査をしています。ご希望の方には、猫免疫不全ウイルス(猫エイズ)や猫白血病ウイルスの検査もしています。
手術前に一度は本人(猫??)と一緒にご来院いただいて、触診聴診などの簡単なチェックを受けてから、ご予約、という流れになります。(その際に、具体的な要領などをお伝えしています)
にゃんこも、初めて行った病院で、いきなり置き去りにされて手術。。。となると、びっくりしちゃうと思われますので。。
「ここに来ても、おうちのひとと一緒に帰ったよ」というのは、どうぶつたちにとっても大事な経験だと、私たちは考えています。
また、「このひとに会ったことがあるよ」というのも、大事な経験です。
一方、病院側としても、「この子はこういう性格なんだな」とわかっていた方が、その子に合わせた対応ができるのです。怖いと思った時に、かたまる子と、飛んでいっちゃう子だと、やっぱり対応は違ってきます。抱っこが好きだったり、苦手だったりも、その子その子で変わってきます。
「家だとこうなんだけど…」ということがわかっていても、場所が変われば行動も変わるのです。
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にゃんこの去勢や避妊については是非があるかもしれませんが、長生きする要因が増える(ケンカや事故のリスクが減る)という点だけでも、私は去勢手術をお勧めしています。
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もうちょっと小さい子たちの世代もいて、元気に育っています。
なぜか真菌症が多いのが困りどころ。。。
おうちのこねこさん、変な脱毛やカサブタはないですか? 要チェックですよー。