シニアわんにゃんと暮らしている方へ
年末年始と、具合の悪いシニアわんこにゃんこの来院が相次ぎました。
「歳をとっているからだと思っていた」
という不調のなかに、年齢とは関係のない不調が隠れていることが多いようです。
人間も同じなのですが、歳をとることで、動きが緩慢になったり、音などへの反応が鈍化することはあります。
でも、どんどん痩せていったり、吐くようになったり、食欲が急激に落ちたり、というのは、年齢のせいではない。です。
特にシニアわんこに多いのですが、なんとなく覇気がないなぁ、というのが、加齢のせいではなく、ホルモン異常の症状ということも。
にゃんこでは、口を痛がっているうちにあまり食べなくなり、そこから腎不全が一気に悪化したのではないかと思われる子たちもいました。
病気にもよりますが、早く発見できれば、体調不良が軽度であることも多く、そこから維持に持っていける可能性も高くなります。「早期発見」って、本当に大事なのです。
最近は、にゃんこたちはハタチをこえる子もそれほど珍しくなくなり、わんこも15歳をこえる子が多くなってきました。
とはいえ、「もうトシだから」と線を引くのは、飼い主さんであるおうちのひとたちの気持ち次第です。
どんなにお年寄りであっても、その子の体調や性格、ご家族に合わせた、「よりよいシニアライフ」を、わんこにゃんこたちにも送ってもらいたい、と、ル・ル・ル動物病院では考えています。
シニアわんこにゃんこと暮らしていると、この先どうしてあげるのがベストなんだろう。。とか、どうしたらいいのかわからない。。とか、費用もたくさんかけられるわけではないし。。とか、でも元気なんだけどなぁ。。などなど。悩みや、悩みかなんなのかわからない漠然とした不安などがあっても不思議ではないと思います。
年齢よりも、その子その子の体調次第かなとも思います。
具体的な体調不良がなくてももちろん構いません。ご心配なことがあれば、どうぞお気軽に、わんこにゃんことともにご来院ください。