シニアのねこにとても多い　腎臓の機能不全。

わんこにも少なくない、という報告があるようです。

この病気の困るのは、「治らない」というところなのです。

なので、病気を見つけたときから「進行させない」ことで体調を維持します。

ただ、腎機能不全の初期は、まったくの無症状。

なんとなく、尿の量が増える、水を飲む量が増えるというのが出てきた時点で、腎臓の6～7割が機能しなくなっていると言われます。

病院内の血液検査で異常値が出るときは、腎臓の組織の、わずか25％前後が頑張っているだけに。。。

食欲不振などのはっきりとした症状が出はじめるころには、もっと重症になっていて、入院治療で体調回復できない場合もあります。多くの子はいったん食欲を取り戻しますが、それでも1週間前後の入院が必要になることが少なくない。そしてその後も、投薬や皮下点滴など、体調を維持するための治療が継続的に必要になります。（人間だと、腹膜透析の治療法がありますが、それも継続しなくては命が続きません）

そこまで悪くしないため、早く見つけて早く対策をしてあげる。
残っている腎臓の組織を大事にしていく。

それが、わんこにゃんこの元気な長生きの秘訣のひとつになります。

健診時にちょこちょこお伝えしていましたが、今までよりも、腎機能不全の早期チェックができるようになりました。 

いぬもねこも検査ができます。

（ただ、まだ最新に近いので、データが不十分のようです）

いま、検査機関が検査のキャンペーン中です。

当院の患者さんは、採血費用のみで検査を受けられます。
（初めてさんは、カルテ作成が必要ですので初診料など必要になります）

6月12日まで。
予約不要です。
ご希望の方は診察時間内にお越しください。
＊採血が必要です＊
＊結果は後日おしらせになります＊
＊キャンペーンをしているのは検査機関なので、日にちを過ぎると対応ができませんが、検査自体（割引なし）はいつでもできます＊