わんこ:乳歯抜歯2
先日、乳歯抜歯を行った Regalo(レガーロ)ちゃんのお話の続きです。
(トイプードルの、当時 9ヶ月の男の子です)
下の写真が、前から見た、抜歯前の歯の様子です。
(麻酔がかかっているので、ちょっと怖い画像になっている上に、ピントが真ん中にいっちゃって、わかりにくくなっていますが。。)
どれが乳歯かわかるでしょうか。
正解は、こちらです。↓
見えている範囲で、7本の乳歯がありました。
(起きている間に、こうして大人しく口を開けて待っていてくれる子はなかなかいません)
わんこの切歯(前歯)は 6本です。
上の写真に戻って、どれが永久歯で、どれが乳歯かわかるでしょうか。
乳歯、ちょっとちっちゃいです。
こちらは右側の犬歯。上も下も乳歯と永久歯が揃って生えています。
上側の犬歯の永久歯は、乳歯の前に出ます(細い方が乳歯です)。
下側の犬歯の永久歯は、乳歯の内側に出ます。
重なっていてわかりにくいので、ちょっと拡大しています↓
乳歯と永久歯の間は、このように、汚れがたまることが非常に多いです。
こういったところで、細菌が大繁殖もします。
犬歯は根が深かったので、歯肉の一部を切開して、永久歯に負担がかからないように抜歯しました。
(その後縫合していますが、写真を撮り忘れてしまいました)
赤丸のなかが、臼歯の乳歯です。
これは、左の上側。
わんこのいちばん大きな永久歯(第4前臼歯)の内側にくっついていました。
歯根はほぼなくなっていてグラグラだったのですが、もう一歩、のところで、取れてしまうのにはいたっていませんでした。
赤く見えているのが、歯肉側。
歯根がなくなっていて、歯の内側が見えているようなイメージです。
乳歯が全部なくなって、歯石もとって、歯も全部きれいに磨いて、すっきりしました。
夕方お迎えに来ていただいて、翌日にはいつも通りの regaloちゃんだったそうです。
後日のチェックで、口のなかも全く問題はありませんでした。
(そして、Regaloちゃんの写真も撮り忘れてしまいました。ご覧になってみたい方は、DogDivaさんのホームページをご覧ください。スタッフ紹介ページにいましたよー)